外壁塗装でありがちな手抜き工事【亀岡・株式会社BANBA】
2021/07/01
高圧洗浄の手抜き
通常、塗装前には、高圧洗浄で外壁の汚れをしっかり落とします。
この高圧洗浄の作業を、わざと省略する
あるいは手短に済ませる、といった手抜きのケ-スがあります。
汚れがある状態で塗装してしまうと、凸凹した仕上がりになる
塗装が剥がれやすくなる、というトラブルが起こります。
下地処理・補修作業の手抜き
塗装前に、外壁のひび割れや凸凹の補修作業が
行われていなかったという事例もあります。
この補修作業を省くと、塗装がきれいに付着せず
塗膜の耐久年数が短くなってしまいます。
見積書に記載している塗料を使わない
見積書や契約書に記載した塗料よりも
グレ-ドが低い塗料で施工をして、コストを抑える手口もあります。
工事の当日に、実際に使用している塗料の缶を見せてもらうと良いでしょう。
塗料を必要以上に薄めて使う
塗装作業の際には、油性塗料であればシンナ-で
水性塗料であれば水で薄めてから使用します。
製品ごとにシンナ-や水の比率は定められているのですが
規定より多い量の水で塗料を薄めて、材料費を減らす手口も多く見られます。
また、全体的に塗料を薄く塗ったため
丈夫な塗膜が作られなかった、という例もあります。
塗装の回数を減らす
本来3回塗りをしなければいけないところを
実際には2回塗りで済ませる業者もいます。
特に、2回目と3回目に同じ塗料を使用する場合
塗装が終わった後では塗った回数の判断が付きにくいため
作業している工程をこまめに確認しに行けると理想的です。
高圧洗浄や塗装後の乾燥時間を待たない
高圧洗浄や塗装後には、その日の気温や湿度の状況に合わせて
一定の時間、乾燥をさせなくてはいけません。
乾燥が不十分の状態で重ね塗りをしてしまうと、塗料が定着せず
塗膜が剥がれやすくなってしまいます。
ところが、職人の人件費削減や工期短縮のために
乾燥を待たずに施工されてしまうことがあります。
特に雨天が続いた日や、湿気が多く乾燥時間がかかるような時期には
より注意して確認したほうが良いでしょう。
実際に多い手抜き工事についてご紹介しました。
担当者が誠実そうに見えたとしても油断をせず
工事が始まったら以上のような不正行為がないか
なるべく見に行くようにしましょう!!